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上を目指す


ひさしぶりに、
「のだめカンタービレ」のテレビシリーズを見ました。
今回は1話~8話まで。


以下、ストーリーに多少触れますので、
未視聴の方はご注意を。






テレビシリーズの間だけではなく、
その後にも続きますが、

「どうして上を目指さないのか」
「音楽と真剣に向き合うべきだ」

という周囲からの問い、指導に対して、

「自由楽しく弾いて何が悪いのか」

という思いがあります。



私自身は、
たいてい何をする場合でも、
上を目指したくなります。

 今いる場所では満足できない。
 もっともっと出来るようになりたい。

とはいえ。

実際に何をどれだけ取り組むかは、
そんなに単純ではなく、
たとえばチェロにしても、
とにかくチェロが上達するように、
とだけ考えて生活しているわけではありません。

「大人の趣味」としてのチェロですから、
どちらかというと、
他のさまざまな事をことなして、
残った時間で(あるいは、時間をつくって)、
チェロを弾く、ということになります。

でも、
根のほうにある動機が、

「上手くなりたい」

で、

「楽しく弾きたい」

とは、ちょっと違う。

楽しむためにやっているかと言われたら、
確かにそうなのですが、
でも、
弾いて楽しんでいるかというと、

「上達するための練習」

というのは、ちょっと違う。
少なくとも、楽しいだけではない。
むしろ、けっこうしんどい。

でも「上手になりたい」という衝動が強いので、
やりだしたら全然嫌ではないし、
ドツボにはまって一小節を延々一時間くらい練習してたり、
ということもタマにあります。


「自由に楽しく」

というのは、
魅力的ではありますが、
結局のところ、
どれだけ創造性が高かったところで、
その人の出来ないことは出来ない。

演奏技術がなければ、

「やりたいことはわかるんだけど・・・」

という結果になってしまいます。


クラシック音楽の場合は、
作曲家の思い、考えが楽譜という媒体に表現されている、
という基本的認識が共有されているようです。

であれば、
まずは楽譜が読めるようにならならければ、

「自由に楽しく」

以前に、
その曲を弾いてさえ、いない。


上記から分かりますように、
私の志向は、
「のだめ」のテレビシリーズの範囲で言うならば、
のだめよりも、千秋のそれに近い。

(仕事のときはもっと近いかもしれません。
 似ているといわれたことがあります。容姿ではなく性格が 笑)


このあたりは、
音楽に対する価値観に関わるところで、
人によって色々ですよね。

他の方々のブログを拝見していても、
音楽と付き合うにあたって、
何を大事にしているのか、
全然違って面白いです。

私の場合は、

 本格的な奏法を身につけて、上手になりたい。

そのために必要なことは何かと考え、実行し、
障害があればそれを排除する方法を考え、
出来ないことがあれば、
それを可能ならしめる方法を考える。

もともと、
「今は出来ないこと」を、
「出来るようになりたい」のですから、
「~だから出来ない」としてあきらめる、
ということは、ほとんどの場合、ありません。

今は出来ない。

では、どうすれば出来るようになるだろうか。

すぐに出来ないことも沢山ありますが、
そもそもチェロだって10年越しの希望で始めましたし、
たいていのことは、
そう遠くない将来に実現するつもりでいます。



とはいえ、これは全てわたし個人のこと。


それ以外の価値観をもつ人を否定するつもりはありませんし、
(というか、否定しようがありません 笑)
色々な技術水準で、
色々な志向を持った人が、
それぞれに楽しんでいる、
「アマチュア音楽」の世界を愛しています。




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テーマ : チェロ
ジャンル : 音楽

どんなに良くても昔の日記は読みたくない? ペレーニ バッハ/無伴奏チェロ組曲DVD

1414222.jpg

DVDのご紹介です。

 バッハ 無伴奏チェロ組曲(全曲)
 チェロ ミクローシュ・ペレーニ



■昔の日記を読んで思う

最近、中学生の頃に書いていた日記を、
ちょっとだけ読みました。

これがまあ、何とも恥ずかしい。
あのころはアホだったなぁと、
そして、実はなにも分かってないくせに、
分かったような気でいたなぁと。
とてもじゃありませんが、
こんな風に公開の場には出せません(笑)

今、そう思うのは、
私が成長した、向上した、
ということなのかもしれませんし、
あるいは老化したのかもしれませんが(笑)、
いずれにせよ、
 今の私は、昔の私とは違う、
ということ。

そして、
何年か経って今のことを思い出せば、
きっと、
「あの頃は何も分かってなかったなぁ」
と、思うのでしょう。


「今の私」の考えは、
「以前の私」とは違う。
「未来の私」の考えも、
 きっと今とは違う。

過去の自分を否定して、
今の自分がある。

過去に書いた文章、
過去の自分の仕事は、
事実としては認めざるをえませんが、
できることなら更新したいですし、
また、それをもって、
今の私を評してほしくない、
とも思います。



■素晴らしくないわけがない

さて、本日紹介の演奏。

当ブログで、
これまでに何度も取り上げております、
ハンガリーのチェロ奏者、
ミクローシュ・ペレーニ氏による、
バッハ・無伴奏チェロ組曲の、
全曲録音・録画です。

決して力まない、
しかし完璧にコントロールされた演奏で、
大上段から響きわたるでもなく、
華やかに滑らかに歌いあげるでもなく、
ゴツゴツと構造をえぐり出すでもなく、
快速に豪快に走り抜けるでもなく、

何も足さない、何も引かない、
音楽そのものの美しさ、
という感じ。

聞きようによっては「地味」とさえ言えますが、
聞き終えるとじんわりと「よかったなぁ」と思います。

それに、右手や左手が大きく映されているのは、
チェロの学習者である私としてはありがたく、
どうしてそんなに簡単そうに出来るのか?
と、見るたびに驚きます。


■聴衆がどんなに欲しようと

ペレーニさんは、若い頃に一度、
アナログレコードに同曲を録音しています。
(残念ながら未聴です)

これがすばらしい、と、
あちこちで評判を聞くのですが、
CDにはなっていません。

それは、ペレーニさんご自身が、
CD化を断り続けているから、
とのことです。

そこで登場したこのDVD。
もともとはテレビ放送用に収録されたそう。

そのDVD化も、
なかなかOKが出なかったらしいのですが、
HMVの方が粘って、
何とか発売にこぎ着けた、
ということみたいです。

参考:HMVの商品ページ
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1414222
icon

この話を聞いたとき、
ペレーニさんのかつての演奏も、
また、ここで紹介するDVDも、
ご本人としては、

「昔の演奏」
「不満足な演奏」

なのであろうと思ったのでした。

私たちが聞いて、
いかに素晴らしいと感じても、です。

上記のように、
私は素晴らしい演奏と感じて愛聴しています。

しかしこれも、
今のペレーニさんからしてみたら、
未熟であった頃の、
直したいところだらけの演奏、
ということなのかもしれません。

いえもちろん、全て私の想像ですので、
ご本人に聞いたならば、
全然違うとおっしゃるかもしれませんけど、ね。
 

そして、
さすがに私の日記と比べるのは失礼ですが(笑)、
わたしたち聴衆の、
「録音を聞きたい」という願いとは別に、
演奏家の方々には、
「世に出したくない」録音も、
あるのだろうなぁと、思ったのでした。


■録音、録画はイマイチ

なお、ご参考までに書いておきますと、
録音・録画の状態はあまり良くないようです。

録音は全くと言っていいほど反響がなく、
なんだか私の部屋で練習してるときみたい。
と、いう意味では、ペレーニさんが
目の前にいるような気がしなくもないのですが(笑)

画面もあまり綺麗ではありませんし、
それになぜかチェロが周りにずらっとおいてあります。

もしやペレーニさんが発売を渋ったのは、
この録音・録画環境のせいではあるまいか?
とも、思わなくもない。

しかし、
たとえペレーニさん自身が不満であろうと、
録音・録画の状況が悪かろうと、
唯一現役で入手できる、
「ペレーニの無伴奏全曲録音」。

チェロ・ファンとしては、
迷わず買ってしまいますけど、ね(笑)



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本日紹介しました演奏は、
 DVD バッハ 無伴奏チェロ組曲(全曲)
 チェロ ミクローシュ・ペレーニ
でした。

1414222.jpg HMV
icon
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2010年4月の来日は聞き逃しました・・・。

テーマ : チェロ
ジャンル : 音楽

ピアノとチェロが交わす、歓びの歌。 ペレーニ&シフ バッハ/ガンバ・ソナタ

perenyidvd.jpg


本日紹介します演奏は、
 DVD リスト音楽院コンサート より、
 J.S.バッハ ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第1番
 チェロ ミクローシュ・ペレーニ
 ピアノ アンドラーシュ・シフ
です。


先日までの3回の記事で、
バッハ・無伴奏チェロ組曲第1番、
プレリュードの編曲・演奏を、
Youtubeから紹介しました。


「バッハとチェロ、といえば無伴奏チェロ組曲」と、
しきりに書いておりますが、
もうひとつ大事な曲がありまして、それが、
「ヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ」。

ヴィオラ・ダ・ガンバというのはこういう楽器
チェロが「大きいヴァイオリン」だとしたら、
ガンバは「小さいコントラバス」といった雰囲気ですね。

バッハは、この、ガンバと、
チェンバロで弾くソナタを3曲作りました。
現代ではチェロで演奏されることが多いです。

そのうち第1番の4楽章は、
スズキの教本、第3巻の最後に載っています。

suzuki3.jpg Amazon

私も半年くらい前にお稽古したはずなのですが、
先日久しぶりに弾いてみたら全然弾けない・・・
当時はお気に入りだったはずなのに(笑)



さて。
当ブログ、初めてのDVDのご紹介です。


本日紹介しますDVD、
「リスト音楽院コンサート」は、
ミクローシュ・ペレーニ師と、
アンドラーシュ・シフさんの、
ハンガリーコンビによる演奏会の録画・録音。

3回シリーズの演奏会で、
 
 バッハのガンバ・ソナタから1曲
 ロマン派のチェロ・ソナタを1曲
 ベートーヴェンのチェロ・ソナタから1曲

という構成。これが3回。
ですのでバッハのガンバ・ソナタは全て聴くことができます。

私がこのDVDを見たときの感想は、
まず、映像が綺麗(笑)

だいたいクラシック音楽のDVDって、
ちょっと昔の人のが「名演奏」として残ってたりして、
それはあまり画面が綺麗じゃないですよね、今の基準からすると。
なのでまずそのギャップに驚き。

ペレーニさん&シフさんのコンビでは、これまでに、
シューベルトのアルペジオーネ・ソナタを紹介しています。

中庸の美 ペレーニ&シフ シューベルト/アルペジョーネ・ソナタ
http://kukulo.blog83.fc2.com/blog-entry-13.html

お二人は仲の良い友人でもあるそうで、
この曲の演奏でも

ペレーニさんの「ありのまま」な演奏に、
ピアノがピタりとより添ったり、

あるいは、

トツトツと流れるチェロの音の中で、
コロコロと水玉が跳ねるようであったり。

特に終楽章、
ピアノとチェロの旋律線が絡み合うところでは、
ただ「息が合った演奏」というのを遥かに超えて、
素晴らしいアンサンブルの中から、
音楽の喜びが聞こえてくるように、
私には感じられます。

チェロの最後の音も、
これ以上ないくらい美しく伸びていき、
ピアノの余韻と一緒にふっと響きが消えて行く。

ペレーニさんの様子を伺うシフさんの眼差しや、
ふっともらすペレーニさんの微笑み(可愛い!)も相まって、
いつまでも見て、聞いていたくなる演奏です。


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本日紹介しました演奏は、
 CD リスト音楽院コンサート より、
 J.S.バッハ ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ
 チェロ ミクローシュ・ペレーニ
 ピアノ アンドラーシュ・シフ
でした。

perenyidvd.jpg AmazonHMVicon 
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追記:
なお、同DVDの内容がYoutubeにも掲出されております。DVDのほうを是非買って聞いて頂きたい私としては、若干躊躇されるのですが、「試聴」して気に入れば、ということもありますし、リンクだけを張っておきますね。
J.S.Bach Gamba Sonata in G major Miklós Perényi and András Schiff part 3 and part 4
3楽章、4楽章です。後半が上記「絡み合う」ところ。


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ペレーニさんのロングトーンは、正直、人間業とは思えません(笑)

テーマ : チェロ
ジャンル : 音楽

bann2.gif

プロフィール

ククーロ

Author:ククーロ
18歳のときに「チェロを弾こう!」と決め、28歳でようやく始めました(2009年2月)。練習の記録と好きな音楽の紹介をしています。よろしくお願いします。京都在住です。


◆ お気に入りCD ◆

アクアトリニティ
水の薫り
aqua.jpg


サイトウ・チェロ・アンサンブル
クレンゲル「讃歌」
3202110926.jpg


ヨーヨー・マ
ソング・オブ・ジョイアンドピース <歓喜と平和の歌>
masong.jpg


トゥルルス・モルク
ショパン・チェロ曲集
mork.jpg


ミクローシュ・ペレーニ
ウィグモア・ホールライブ
perenil.jpg



◆ 愛用スピーカー  ◆
 Timedomain Light
light1.jpg
 



◆ 愛用の消音器 ◆
 マイ・ミュート
mute2.jpg



◆ 今弾いてる楽器  ◆
Cao工房 ゴフリラーモデル
IMG_0894_4.jpg

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