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いい先生ってどんな人? スズキメソード云々ではなく。

以前の記事で、
スズキの教本に付録するCDについての疑問を、

スズキチェロ教本への素朴な疑問(1)・・・このCDって本当に練習用?
http://kukulo.blog83.fc2.com/blog-entry-196.html


スズキチェロ教本への素朴な疑問(2)・・・お手本CDの使い方
http://kukulo.blog83.fc2.com/blog-entry-197.html



また、スズキの教本で指示されている、
指板へのマーキングについての疑問を、


「え、見るの?」 指板マーキングへの疑問その1
http://kukulo.blog83.fc2.com/blog-entry-249.html


「聞かないの?」 指板マーキングへの疑問その2
http://kukulo.blog83.fc2.com/blog-entry-250.html


「微妙なところは?」 指板マーキングへの疑問その3
http://kukulo.blog83.fc2.com/blog-entry-251.html



それぞれ取り上げました。


スズキメソードについては、
その思想、具体的方法、実績について、
賛否両論を見聞きします。
(あえて引用はいたしません。悪しからず)

いちアマチュア奏者である私には、
上記のような、個別の細かい点について、
あれこれ思いはするものの、
全体的な意味での、
「スズキは良いのか悪いのか?」
というようなことについて、
それを論じるちからは全くありません。
ですから、そのようなことは、
書けませんし、書きません。

広がっているのには、
それなりの理由があるのでしょうし、
批判される方にも、
それなりの理由があるのだろうと、
思っています。

また、創始者である鈴木慎一郎氏亡き今、
その理念が正確に受け継がれていない、
ということや、
具体的技術的指導方法について、
器楽演奏上、非合理的なことがある、
ということも、
あってもおかしくないとは思いますが、
私には判断できません。

また、いかに組織的に行われているとはいえ、
器楽の指導の実際の場面とは、
先生と生徒(と、時にはその保護者)の、
個人と個人との関係によるものでしょう。

であれば、

「スズキの先生であるかどうか?」

よりも、

「その先生が優れた先生かどうか?」

つまり、

「弦楽器の奏法に自ら習熟し、
 またその教授法を知悉し、
 生徒各自の様々な状況をよく観察して、
 美しい音楽を奏でるとはどういうことかを教え、
 そのために必要な技術を生徒が身につけるまで、
 根気良く、効率的に、かつ体系的に、
 最適な指導が出来る」かどうか?

こそが、重要であろうと、
生徒としての私は思っています。

そのような先生が、たまたま、
「スズキの先生」であることもありましょう。

一方で、全ての弦楽器指導者の皆様が、
それだけ優れた指導者でなくとも、
特に不思議はありません。

ですから、「スズキの先生」の中には、
あまりよくない指導をされる先生も、
いらっしゃるだろうと想像できます。

しかし、それを持って、
「だからスズキはダメなのだ」
とするのは短絡的に過ぎるとも、
思います。

「スズキの先生」以外にも、
優れた先生もいれば、
そうでない先生もいるでしょうから、ね。

再掲しますと、生徒としての私は、
スズキであろうとなかろうと、

「弦楽器の奏法に自ら習熟し、
 またその教授法を知悉し、
 生徒各自の様々な状況をよく観察して、
 美しい音楽を奏でるとはどういうことかを教え、
 そのために必要な技術を生徒が身につけるまで、
 根気良く、効率的に、かつ体系的に、
 最適な指導が出来る」
先生、
ばかりであって欲しいと願っています。

また、
そのような先生のもとで、
美しい音楽を奏でる弦楽器学習者が増え、
その中から、
より美しい音楽を奏でる弦楽器演奏家が、
育ち、活躍してほしいとも、
願っています。



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「微妙なところは?」 指板マーキングへの疑問その3


先の記事で、
指板マーキングへの疑問について、
<見るの?>
<聞かないの?>
という2点を書きました。

本日はその3つ目で最後、
「微妙なところは?」
です。


この、
「微妙なところ」には、
二つの意味があります。

ひとつは、
テープの太さ。

チェロをはじめて直ぐに気づきましたが、
ちょっと指を傾けるだけでも、
音の高さが結構変わってしまいます。

なのに、
幅が1cmくらい?
あるようなテープを張ってしまうと、
音の狙いに行き方が、
大雑把になってしまいはしないでしょうか?

「ここらへん」

みたいな感じで。

また、指にも太さがあり、
テープの太さとあわせると、

 「指を、テープのところに」

というだけでは、
かなりの誤差を生じてしまいます。




もうひとつは、
音の高さそのものの、
微妙なところです。

チェロを習い始めて数ヶ月の頃に、
「導音」
というものを教わりました。

いわく、
長音階の主音のすぐ下の音で、
ハ長調ならシ。

シ→ドといくとき、
シの音は、
なるべく主音になりたい音。
だから高めにとるべし、
というもの。

これなどは、
テープを貼った場所にとらわれていては、
まず考慮できません。
そもそも「聞く」ことをしっかりしないと、
とても「ちょうどいい導音の音程」など、
意識できないです。


さらに、重音。

よく知られていると思いますが、
和音からみると、
平均律の音程は、
「ちょっとずつ妥協した」音程で、
和音が完全には共和しない、らしいです。


そして、
和音をきれいに共和させるには、
たとえばハ長調の主和音、
 ドミソ
の場合、
真ん中の「ミ」を、
平均律のそれよりも、
若干低くすべし、
などと言われます。

こういった音程の調整も、

 「マーキングしてそこを押さえればよい」

という発想では出来ませんし、
またちょうどよい高さでとるには、
自分の音をよく聞いて、

 「きれいに響いているか否か?」

をモニターし、調整しなくてはなりません。

先の記事で書きましたように、
指板マーキングによって、
「聞く」習慣が十分身に付かないと、
このような調整をしようとさえ、
出来ないのでは?
と思うのです。


無論、
指導者の方々は私などよりもずっと、
技術も知識も経験もお持ちのはずですから、
このような問題についても、
とっくに考慮しているものとは思うのですが・・・



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「聞かないの?」 指板マーキングへの疑問その2


先の記事で、
 指板マーキングへの疑問その1
として、
「見るの?」
について、書きました。

本日はその2、

「聞かないの?」

です。



ヴァイオリン族の弦楽器は、
何も書かれていない指板上で、
弦を押さえて音程をつくります。

このとき、
正しい音程をとれているかどうかは、
聞いて判断します。

音の高さというのは、
耳で感じるものですから、当然です。

しかし、
もしも指板にマーキングをしていた場合、
その位置を押さえていれば、
正しい高さの音が出ているものとして、
安心してしまいは、しないでしょうか?

音を聞いて判断しようとせずに、
「見て」合っていればOK、
と思ってしまうのではないだろうか、
と、思うのです。

・・・というのは、
私ならそうしたに違いないからですが(笑)

もっとも、私自身、音程については、
とても人に説教できるようなモノではありません。
それでも、
自分の音を聞きながら、
音程が正しいか、美しいか、
常にモニタリングし、
修正しようとしています。

初めて11ヶ月のときに弾いた、
下の記事の録音でも、
音程が全体的に悪いというだけでなく、
あちこちで派手に外していますが、
それに対応して修正しようとしていることが、
私自身はもちろん分かりますし、
ある程度の経験のある方には、
聞き取って頂けるのではないか、
と思います。
そうとう低いレベルではありましょうが。


録音公開 無伴奏1番プレリュード
http://kukulo.blog83.fc2.com/blog-entry-94.html


そして、
指板にマーキングをしてしまうと、
こういう習慣が着きづらくなってしまいは、
しないのでしょうか?

(繰り返しますが、私ならそうなります)

それとも指板に印をつけている方は、
そこを補うような習慣づけをするのでしょうか?

でも、だとしたら、
そもそもはじめから印をつけなければいいのでは?
とも思います。

無論、印の有無に関わらず、
どなたも多少は自身の音を聞いているでしょうけれど、
(楽器の練習をしているのですから当然です)、
「自分の音をよく聞き、音程を正そうとする」
という習慣に限っていえば、
指板の印は邪魔になるのではないだろうか、
と思うのでした。



次回は疑問3つの最後、
「微妙なところは?」
です。



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「え、見るの?」 指板マーキングへの疑問その1


以前の記事で、
スズキの教則本についてくるCDの演奏が、
速すぎはしないだろうか?
という疑問を書きました。


スズキチェロ教本への素朴な疑問(1)・・・このCDって本当に練習用?
http://kukulo.blog83.fc2.com/blog-entry-196.html


スズキチェロ教本への素朴な疑問(2)・・・お手本CDの使い方
http://kukulo.blog83.fc2.com/blog-entry-197.html




この教則本については、
もうひとつ疑問があります。
それが本記事の件名、
「指板へのマーキング」です。

教則本というよりは、
スズキメソードの考え方、
ということだと思うのですが、
指板に第1ポジションの各指の位置を、
テープで貼ることが指示されています。

えーっと、これ、どうなんでしょう?


すぐに私が思いつく疑問は3つ、

 見るの?
 聞かないの?
 微妙なとこはどうするの?

です。

まずはそのひとつめ。

「見るの?」

から。


ヴァイオリンのように、
もともと視線の先に指板があるならともかく、
(いえ、それでもどうかと思う、のですが、それは別記事で)
チェロの場合、
第1ポジションのあたりの指板は、
まともな演奏姿勢では見えません。

首をグニっと左にひねって、
左目を左側に寄せ、
さらに伏目にして、
ようやく見えます。

この姿勢では、
明らかに運弓に支障を来たしますし、
楽譜をみることも出来ません。

スズキの方は、
これを初心者の方にさせるのでしょうか?

うーん・・・。


私の場合、習い始めたころ、
ついついチラチラ見ていたのですが、
すぐに直されました。


指板を見ているような姿勢は、
どう考えても、
正しい演奏姿勢とは思えないのです。

これが疑問のひとつめ。
「みるの?」です。

次の記事ではふたつめ、
「聞かないの?」
について、書きますね。




※なお、私の先生はスズキの教則本は使っていたものの、
いわゆる「スズキの先生」ではありませんし、
指板へのマーキングは指示されたことがなく、
私自身、どのような印もつけたことがないです。




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スズキチェロ教本への素朴な疑問(2)・・・お手本CDの使い方

みなさんこんにちは。

昨日の記事で「スズキ教本の付属CD、テンポが早くてついていけない」ということを書きましたところ、反響の熱さに若干驚いているククーロです。

今日はコメントを頂いて考えたことなどを、先日からの続きで書きますね。予告していた「指板テープはり」への疑問は延期ということで。


■私の立場

まず、私の立場を明確にしておきます。

スズキメソードそれ自体については、賛成でも反対でもありません。

弦楽器を学習する者として関心はあります。

しかし、その善し悪しを専門的な立場から論じて、
「だからスズキメソードは良い」または、
「だからスズキメソードは悪い」と断じることは、
私には出来ません。

そもそも私はスズキの先生に教わったことはありませんし(教本は使いましたが)、発表会に行ったこともありませんし、故・鈴木慎一氏の著書も読んでいません。また、仮に経験があったとしてもその良し悪しが分からない自信があります(笑)

私が思いつく程度の疑問は、当事者であるスズキの先生方や弦楽器の教育に携わる方々がさんざん考えてらっしゃるでしょう。また、組織としての方針や方法論以上に、先生個人の力量・考え方が重要ではないかとも、思っています。

いずれにしても、私はスズキメソードの支持者でもなければ反対論者でもありませんので、誤解なきようお願い致します。


■だから素朴な疑問なのです

そして、先の記事で提示しました「お手本CDが早すぎはしないか」ということは、本当に私個人の、素朴な経験です。

自分が練習した曲のお手本CDを聴いてみた。
それと一緒に、あるいはピアノ伴奏のみの音源と一緒に、
弾いてみようとした。
するとそのテンポについていけなかった。

私が経験したのはこれだけです。

そして、このテンポでお手本演奏のみならず、
ピアノ伴奏のみ(マイナス・ワン)も収録されている、ということから、
もともとこの教本(と、CD)の利用者として想定されているであろう、
スズキの教室では、このテンポで学習するのだろうか?
と、想像しました。

私がそれをしようとすると非常に雑な演奏になってしまうことから、
・実際にこのCDと合わせて演奏するのか?
・だとしたら、そこまでトレーニングするのか?
・でないとしたら、なぜこのCDが添付されているのか?
という疑問を抱いたのです。

スズキの教室での実際を何も知らないがユエの素朴な疑問で、
決して批判ではありません。
知らないものは批判できませんから、ね。


■では実際は?

当ブログのお客様の中で、
実際にスズキの教室で学習されている(いた?)cello様より、
先の記事にコメントを頂きました。
その中で、「並大抵のことではない」とれていらっしゃいますので、
「あの早さまで頑張って追いつこう!」という練習は、
あまりされてこなかったようです。
そして、しかし、先生によってはそういう方もいらっしゃる、と。
(いろいろと教えて頂き、ありがとうございます!)

これで私の疑問のうち、はじめの二つは解決しました。
「使う教室も、使わない教室もある」
「あのテンポで弾けるようにトレーニングすることもある」
ですね。


■お手本通りのテンポの意味は?

さて、お手本のテンポに追いつくまで練習する、
ということに関して、
「曲が弾けてからが本当のお稽古のはじまり」であるから、
(おそらく、長期間同じ曲に取り組むことによって)、
最終的にはイン・テンポまで到達する、
とおっしゃる先生もいらっしゃる、とcello様に教えて頂きました。

「曲が弾けてからが本当のお稽古のはじまり」ということは、
スズキ教本の前書きにも書かれてありましたし、
私も「なるほどそうだよな」と思います。

しかし。

「CDどおりに弾くことが、その曲を自分の歌として演奏することだろうか?」
という疑問が沸きます。

インテンポで「弾ける」というのはテクニックの問題であって、
「曲が弾けて」いるかどうか、という課題に含まれそうな気がします。
上の言葉に合わせるなら「本当のお稽古」が始まる前の段階です。

そして「曲が弾けてから」の段階では、
「その曲にもっとも合うテンポを自分で考える」ことが、
課題になりはしませんでしょうか。

こういう矛盾の可能性がほうっておけない、
理系のククーロです(笑)



■お手本としては私も聴きます

一方、聴くためのお手本としてならば、
あのテンポにも、とても納得できます。

これに関してさくら様から、同CDの堤さんの演奏は、
・凝った解釈ではなく基本の表現がされている
・始めの1音から、間のとり方、曲の構成など勉強になるところは沢山ある
とのご意見を頂きました。

私も全く同じように感じています。
堤さんの演奏は、(ほぼ)楽譜の指示通りのようですし、
強弱や緩急、スラーとスタッカートの違いなど、
勉強になることが沢山ありました。
私がほとんど気づいてなかった楽譜の指示に、
お手本CDを聴いて初めて気づいた、ということもありました。

プロの方々の演奏会で弾かれるような曲と違って
教本の曲というのは音源があまりありませんから、
こういうお手本を繰り返し聴くことが出来る、
というのはありがたいことです。


■ではどう使うか

これは私のやり方ですが、
自分で音をとって一通りさらうまでは、
なるべく音源を聴かないようにしています。

これは、私の先生に、
「まあ、聴かんでもいいよ※」といわれたから…だけでなく、
先にお手本を聴いてしまうと、
自分で楽譜を読解する練習にならないのでは、
と思うからです。

いえ、私の場合、
読解といってもかなり初歩的なレベルですが…。

そして、一通り最後までいって、
ある程度「弾ける」
(というのは、「音が並べられる」という意味ですが)
ようになったら、お手本CDを聞いてみます。

それで実際にどんな音の並びなのかを確かめ、
また楽譜の指示で見落としがないかを調べ、
曲全体の「感じ」も勉強。

それから改めて練習し、
レッスンで先生に聞いて頂く。

と、いうような使い方をしていました。

※そもそも堤さんの演奏があまりお好きでないようです。



■演奏者としては

先にちらっと書きました、
「曲が弾けてからが本当のお稽古」について。
まず、
(1)技術的に弾ける
ようになってから、
(2)音楽的に表現する
という段階を踏むもの、と私は捉えています。

レッスンでは、ときに、
1小節のために1時間もかけて、
「どう弾くか」
「なぜそう弾くか」
「そう弾くにはどうしたらよいか」
といったことを相談・練習したこともあります。

こと、テンポの設定に関しては、
「技術的に弾ける」よりも速いテンポには出来ませんから、
その曲にふさわしい(と、私が感じる)音楽表現が出来るように、
技術を磨いて行きたいと、
そして、追いつけるようになった日には、
お手本CDの伴奏とも合わせてみたいと、
思うのでした。



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ふぅ。こういう議論はエネルギー使いますね(笑)

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プロフィール

ククーロ

Author:ククーロ
18歳のときに「チェロを弾こう!」と決め、28歳でようやく始めました(2009年2月)。練習の記録と好きな音楽の紹介をしています。よろしくお願いします。京都在住です。


◆ お気に入りCD ◆

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◆ 今弾いてる楽器  ◆
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