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宮田大/掘米ゆず子/エル=バシャ/広上淳一 ベートーヴェン三重協奏曲 京響530定期 

演奏会に行ってきました。

京都市交響楽団 第530回定期演奏会
 モーツァルト 「魔笛」序曲
 ベートーヴェン 三重協奏曲
 サン=サーンス 交響曲3番「オルガン付き」
指揮 広上淳一
ヴァイオリン 堀米ゆず子
チェロ 宮田大
ピアノ アブデル・ラーマン・エル=バシャ
オルガン 桑山彩子
 

二曲目が、私としては今日の本命、トリプルです。
チェロ独奏は宮田大さん。彼の演奏を聴くのは初めて。宮田さんはつい先日、ロストロポーヴィチコンクールで優勝。プログラムにもしっかり書いてありました。善福寺手帳さんの情報によれば、これが帰国後初の公演だとのことです。

プレ・トークでの広上さんいわく、

若干23歳の学生ながらすでに立派なプロ奏者で、独奏チェロがやたらと難しいこの曲(そうなんです、ピアノ、ヴァイオリン、チェロに同じことをさせるんですよ!)も、リハーサルのときから難なく弾いていた。

とのこと。
同じく、ヴァイオリン独奏の堀米ゆず子さんいわく、

この一年でずいぶん上手になった


とのこと。

さて演奏です。

オーケストラの前奏が静まって、独奏チェロが歌い出します。

このときは、
「あれ、あんまり聞こえない」
と感じました。
しかしすぐに、よく聞こえてくるようになりました。
耳が慣れたからか、
カクテルパーティー効果がきいてきたのか、
それとも楽器の調子が出てきたからか、
きっとその組み合わせでしょう。

チェロの音色はやさしい感じの印象。
柔らかくていい音でした。
品のある演奏、とでもいうのでしょうか。
ふわっと広がってきます。
もちろん、この曲に沢山ある高速部分も、
スイスイと弾いていきます。

独奏者三人と指揮者は、
    指揮者
 Vn   Vc   Pf
という感じで並んでいるのですが、
そのやりとりが見ていて面白かったです。

百戦錬磨の掘米さん、
余裕たっぷりのエル=バシャさん、
それに新進気鋭の宮田さんが喰いついて、
広上さんと京響は落ち着いて合わせている、
というように、私には見えました。

話に聞いていたとおり、チェロは大活躍。
二楽章はチェロが音をひっぱって、
そのまま三楽章冒頭もチェロ独奏の主題からスタート。
ここの指揮者とのやり取りは、
「おー、ソリストだ!かっこいい!」。

そうそう、
堀米さんのヴァイオリンが響くこと。
後ろにオーケストラがいるのに、
完全にそこから浮き上がって聞こえてきます。
ガンガン自己主張する、というわけではないのですが、
しっかりと存在が感じられるのです。
30年物ウィスキーの水割りのような。

その意味では、
宮田さんはまだ存在感が薄い感じ。
少しだけ冷やしたヌーヴォーのワインでしょうか?(笑)

コンクールに優勝して、
あれだけの大きなタイトルですから、
一躍躍り出たように報道・宣伝されますが、
私としてはむしろ、今後の熟成(笑)を楽しみにしています。

ベートーヴェンのこの曲、音楽業界では、
あまり名曲とは認められていないようです。
でも実演でみると面白い面白い。
また聴いてみたいものです。


後半のサン=サーンス「オルガン付き」も素晴らしかったです。
あんなに感動的な曲とは知りませんでした。
オーケストラの上から響き渡るパイプオルガン
空が割れて天使の一群が舞い降りてきたかのよう。

読者さんがおっしゃっていた、
協奏曲目当てで行って後半交響曲に釘付け、
というやつですね。もうけものでした。



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無念の欠席、大人だからこそ

今日はレッスンのはずだったのが、
夜に会議が入ってしまい欠席。

(私の通っている教室では、
 当日の欠席連絡は振り替えが効かないのです・・・無念)

この一週間はあまり練習できなかったので、
ちょっと安心してるところもあるっちゃあるのですが。
次のレッスンまでに数日、時間が出来たので、
もちっと丁寧に練習しよう。

そうそう、この、
「レッスンを休んでしまい無念」
というのは、
子どもの頃に習い事をしていたときには、
まったくなかった感覚です。


自分で稼いできてレッスン代を払っていることが、
直接的には、一番大きな違いかとは思います。

しかし、それよりも(いや、それを含めて、ですが)、
今は「チェロを習って弾けるようになる」という、
明確な意思があること。
そしてそのためには、全ての行動を、
自分の責任でするしかないということ。

これですね。

始めたときにも自分の意思で始めましたし、
続けろという強制力はありませんから、
いつでもまた自分の意思でやめることが出来ます。
先生を選ぶことだって出来ますし、
先生の指示に従うのも従わないのも自分次第。
事務的な手続きを怠れば損をするのは自分ですし、
家での練習だって、
自分で積極的に時間をつくって練習しなければ、
誰も練習しろとは言ってくれません。

私は、子どものころから、
「自分のやりたいことしかやらない」
タイプでしたし、
今でもあんまり変わってないと思います。

ただ、たまたま、
「何にでも興味を持つ」
「興味を持ったらトコトンやる」
という性格でもあったので、
これまであまり困らずにすんできました。

自由と責任はコインの両面。
気分に流されてオオモノを取り逃したりしないよう、
意思を持って練習を続けていこうと思います。



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驚愕!チェロ37重奏

以前にこちらの記事で、
古川展生さんら、4本のチェロによる、
「アヴェ・マリア」の演奏をご紹介しました。


そのあと、ヴィラ・ロボスの録音で、
「おそらく世界一有名なチェロ合奏団」として、
「ベルリン・フィル12人のチェロ奏者」をご紹介しました。

そこで、
チェロの音域はただ「広い」だけではなく、
「ちょうどいい高さで広い」のではないか、
だからチェロだけ合奏はけっこうたくさんあるのではないか、
というようなことを書きました。

さて。

先日のミヤスコフスキーの記事でもとりあげましたが、
ここへお越しの方にはYoutubeで様々な映像や音楽を
お楽しみの方も多いかと思います。


その中に、
チェロを弾く方で、Youtubeをごらんの方には
よく知られているのではないかと思うのですが、
チェロ合奏の極め付け、とでもいうべき動画がありす。

その名も、

「Amazing Video of a Song Composed Entirely of 37 Cello Parts」
和訳しますと、
「全部で37パートのチェロによる曲の驚くべき映像」
というのがあります。

(これは動画タイトルでして、曲名は「チェロ・ロンド」)

どうぞご覧ください!





ただ37重奏なだけでなく、
一人多重録音で37重奏!
パーカッションも全部チェロです。わお。

この演奏者はEthan Winerさん。
アメリカはコネッチカット州にお住まいです。
HPはこちら。
http://www.ethanwiner.com/index.htm

いいなあ、楽しそうだな。


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要素ごとにバッハの練習 練習記録18

無伴奏一番のプレリュード。
譜読みを始めたのが10月28日でしたから、
もうすぐ一ヶ月になります。

今は「色を付ける」という課題を出されていますが、
その前に「ちゃんと弾く」ための要素を整理しておくことにします。

(1)音階 (G-dur、D-dur)
曲の成り立ちの基本、というのもあるけれど、音階そのものがナマの形で出てくる。低弦側では拡張になるので要練習。長いスラーでもきれいに鳴らせるように。CisやFisの音程に特に注意。

(2)ポジション移動
移動先のポジションをしっかり意識する。音も。「ここ」という場所を狙って。なるべく、何かを目印にして移動する。 例. 3指のいたところに1指がくる

(3)分散和音
ストロークで鳴らしてみて、どういう構造なのかを理解する。その意識をもったまま弾く。※先生によると、分散和音の音程は必ずしも純正でとる必要はないそうだ。

(4)移弦:右手
行き先の弦にあらかじめ近づけておく。けれどひっかけないように注意。勢いあまってその向こうの弦まで弾いてしまうこともあるのでこっちも注意。手首を柔らかくしておいて、滑り込むように着地する。これを丁寧にやらないとブチブチ切れて聞えてしまう。弓を返す場所でもスタッカートではないので、フレーズ中に切れないように。

(5)移弦:左手 (移弦とは言わない?)
押さえる弦によって上腕の位置を調整する。当然ながら、低弦ほど前に出てくる。指が一番おさえやすい場所に移動してやる感じ。複数の弦を同時に押さえるときにもちょうどいい場所を。

(6)低弦 (ベース打ち)
残すべきところはしっかり響きが残るように、もったいぶって弓を抜く。開放弦でないときは、左手も出来るだけ長くおさえておく必要がある。ルバートで長いところはやりやすい。そうでないところでも、短い接触時間でしっかり振動させておくように。C線ではかなり指板ヨリをひく必要がある(ときがある)。

(7)ビブラート
使うところはちょっとだけ。今のところ四箇所くらいかな。ちょっとしか出てこないので逆に意識してやらないと出来ない(忘れる)。最後の重音でもかけられるように練習する。思ったよりしっかり振らないとかかったように聞えないようだ。

(8)ルバート
やりすぎないよう注意。どこで、どれくらいするかを決めておく。前後の伸び縮みを自然に。どの音に重心が来るのかを明確に。音量とも連動。

(9)重音
最後の1音だけしか登場しないけど、すごく大事。重音の練習曲をさらってから弾くとやりやすい。直前の運指からぴたっと移動するのが難しいので練習を。Hの音は低め。Gはぴたっと。Gの音がよく聞えるように。G線の振動もしっかり残しておく。


こうしてみると、これまでに習った技術の総復習みたい。
とてもいい練習曲です。


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YouTubeより ミヤスコフスキー チェロソナタ第二番

こちらの記事で紹介しました、
ロシアの作曲家ミヤスコフスキーのチェロソナタ2番。
聴いてみたいとのご希望がありましたので、
YouTubeでみつけてきたものを掲出します。

やはりそれほど有名な曲でないからか、
動画の数は非常に少なく、
2楽章は見つかりませんでした。
1楽章と3楽章も別々の演奏です。
(どちらも画像は動きません。音だけ)


1楽章 (演奏者不明)
これが私のいうところの、「大河ドラマ風」メロディ。



録音も新しいようで、
美しいメロディをたっぷり堪能できる演奏ですね。


3楽章 
チェロ:セバスチャン・ハートード
ピアノ:パメラ・ハートード
 (姓が同じところをみるとご夫婦でしょうか)

「右手首の練習になりそう」なカンジで始まり、
「ジャカジャカジャカジャカヒューバシッ」で終わります。



ただ、こちらの演奏は、
先日の記事で紹介しましたロストロ師匠の演奏に比べますと、
ロック度が低いような気はします。(そりゃそうか)

ご満足いただけましたでしょうか(笑)


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プロフィール

ククーロ

Author:ククーロ
18歳のときに「チェロを弾こう!」と決め、28歳でようやく始めました(2009年2月)。練習の記録と好きな音楽の紹介をしています。よろしくお願いします。京都在住です。


◆ お気に入りCD ◆

アクアトリニティ
水の薫り
aqua.jpg


サイトウ・チェロ・アンサンブル
クレンゲル「讃歌」
3202110926.jpg


ヨーヨー・マ
ソング・オブ・ジョイアンドピース <歓喜と平和の歌>
masong.jpg


トゥルルス・モルク
ショパン・チェロ曲集
mork.jpg


ミクローシュ・ペレーニ
ウィグモア・ホールライブ
perenil.jpg



◆ 愛用スピーカー  ◆
 Timedomain Light
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◆ 愛用の消音器 ◆
 マイ・ミュート
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◆ 今弾いてる楽器  ◆
Cao工房 ゴフリラーモデル
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