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まさかあの「鐘」とは!:フィギュアスケートとクラシック音楽を考える

みなさんこんにちは。
最近、考えてばかりのククーロです。

五輪のフィギュアスケート、
男女ともに競技が終わりましたね。

競技の結果は、ほぼ、前評判どおり。

男子では、
要素を丁寧に仕上げたライサチェック選手が、
ジャンプにこだわったプルシュエンコ選手、
表現を磨き上げた高橋選手をおさえて優勝。

女子では、
スマートで完璧な演技の金選手が、
高難度のジャンプを決めた浅田選手、
美しくまとめてきたロシェット選手をおさえて優勝。

特に金選手については、
演技直後、解説の八木沼さんも、
思わず「すばらしい!」と感嘆していましたね。
全く同感。これからが楽しみです。

当ブログは音楽ブログですので、
曲について気になるところを。

今期のフィギュアスケートは見てなかったので、
(テレビを見ない暮らしをしています)、
gorin.jpで初めて皆さんのプログラムを見ました。

音楽のほうから印象に残ったのは、
長州選手の「カルメン」と、
鈴木選手の「ウェスト・サイド・ストーリー」。

特に「カルメン」は、
表情と音楽が良く合っていて、
とはいってもカルメンという女性は稀代の悪女ですから、
これはこの先どうなるんだろうとか思ったり思わなかったり。

一方で、浅田選手の「鐘」は驚き。
だってあの「鐘」ですよ!
ズドーン、ズドーン、っていうラフマニノフの。

まさかこれを選ぶ選手がいようとは。
それも、まだ二十歳にもならない女の子が、
「鐘」で踊ろうとは。

いえ、無論、
女性で二十歳というのは相当に大人ですし、
「鐘」という音楽それ自体には、
荘厳で、深い芸術的内容があると、
私は感じています。

でも、高速で氷上を滑りながら、
跳んだりはねたりするこの競技で、
しかも明るい真っ白な照明の下で、
ラフマニノフの「鐘」。

ご本人としては、
おそらく、
信念があってこの曲を選んだことでしょうけれど、
ですから、
その選択にケチをつけるのはヤボというものでしょうけど、
うーん。うーん。

(これに関して、たびびさんも取り上げておりました)


今、CD売り場に行くと、
フィギュアスケートの演技で使われた曲が、
企画として売り出されていますよね。

クラシック音楽ファンとしては、
こうやって広まるのは嬉しく思う反面、
もともと数十分あるような曲を、
切り貼りして2分とか4分にしてしまうのには、
どうしても違和感を感じます。

また、以前は、
ショパンの夜想曲(第2番)が聞こえてくるたびに、
誰かが「ああ、真央ちゃんの!」というのにも、
ちょっと閉口していたものです。

とはいっても、
あまりメクジラ立てるのもどうかと思いますし、
私がつくった曲でもありませんし、
選手の皆様が、
素晴らしい音楽に相応しい、
素晴らしい演技をされることを、
そしてその副産物として、
その音楽の素晴らしさに気づく人が増えることを、
これからも期待していたいと思います。



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テーマ : チェロ
ジャンル : 音楽

最も人に近い楽器? :チェロと人の暗喩について考える

チェロの素晴らしい音色。


その魅力を表現するのに、
「最も人の声に近い楽器」
といわれることがしばしばあります。(*1)


しかし、本日のお題は、

「人の声に近い楽器」ではなく、
「人に近い楽器」です。




チェロは、人に似ている。


まず、形と大きさ。

チェロっていうのは、
だいたいこんな見た目です。


IMG_0874_3.jpg

(相棒のチェロ「ククーロ」です)

ペグボックスとスクロールは「顔」そのもの。
その下にネック=首があり、
肩幅があって、
おなかでいったんくびれた後、
腰で幅が広くなり、
エンドピンという「脚」まで、
ちゃんと着いてます。

もっとも、
「形」だけをみるなら、
ヴァイオリンやビオラも同じような形です。
コントラバスなら脚も伸びますね。

でも、
「大きさ」もいれるなら、
チェロのサイズがいちばん人に近いでしょう。
エンドピンをのばして立てれば、
ちょうど、小柄な大人の女性程度の身長になります。


(ヴァイオリンやヴィオラは小さすぎ。
 コントラバスは・・・あれくらいの身長の人もいますが・・・笑)


うん、やっぱり人に似ている。
これ以上に人の形に近い楽器を、
私は知りません。

また、これに関して、
チェロの形は女性の体型を模したもの、
という説もあるそうです。(*2、*3)



もうひとつの、
チェロが人に似ていると感じる理由は、その弾き方です。

両膝の間にはさみ、両腕で包み込むように構える。
これははもう、「抱っこ」そのものですよね。
また、四点で体に接していますから、
距離が「近い」といえば、これほど「近い」ものはありません。

いえ、もちろん、ほとんど全ての楽器は、
人の体がどこかに触れています。
(例外はテルミン)

管楽器なんて口づけしちゃってますから、
なるほど近いといえば近いのかもしれません。

しかし、
チェロほど「全身べったり」体に近づく楽器は、
やっぱりなかなか見あたらない、
と思うのです。

ギターやリュートも、
「抱える」という意味では体に近いですが、
ネックは体から遠くにいってしまい、
自分の顔の横にスクロールがくるチェロに比べると、
やや、「遠い」ように思われます。
(と、ギターを弾いたこともある私は思います)


また、
チェロには表と裏がありますが、
人に例えるなら、裏は背中。
チェロを弾くとき、
奏者はチェロを後ろから抱えます。

楽器の性別はともかくとして、
見ようによってはeroticですね。

(こういう文脈になると、この続きで書けることや、そういえば、と思い当たることが色々あるのですが、その手の話を好まれない方もありましょうし、また読者さんには10代半ばの方もいらっしゃることですし(笑)、このあたりで止めておくことにします)


形・大きさが人に似ている。
だけでなく、
弾かれるときには人に「近い」場所にあり、
さらにその様子も、人に似ている。


そういう意味で、チェロというのは、
「最も人に近い楽器」ではなかろうか?
と思うのでした。(*4)






*1
「チェロの音色は「最も」人の声に近いだろうか」と考えると、少なくとも音色に関して、実はちょっと異論があるのです・・・が、これはまたいずれ別の記事にて。(宿題1)


*2 
私は、上に書きました通り、チェロは人の形に似ていると思います。また、シルエットの曲線は、どちらかといえば、女性的であるように感じられます。しかし、「チェロと女性の体型は似ている」ということは認めつつも、「チェロの形は女性を模したものである」という説については、それはちょっと違うのではないか?という気がしています。これもまたいずれ別の記事にて。(宿題2)

*3
さらに話をそらしますと、楽器によっても、
女性的な印象を受ける形状・仕上げの楽器
男性的な印象を受ける形状・仕上げの楽器
中性的な印象を受ける形状・仕上げの楽器
があるように思います。
写真を見比べたら楽しそうですが、これもまたいずれ別の記事にて。(宿題3)

*4
ここで取り上げなかった「人」的な要素として、「性格」がありますね。毎日丁寧にならしていると、「喜んで」よく鳴ってくれるとか、逆に、ほったらかしていると「拗ねて」鳴ってくれない、とか。時には「反抗して」弦をゆるめてきたり、といったお話も伺います。ただこういった反応は、大なり小なり多くの楽器に共通のことでしょう。ですので、「あらゆる楽器の中で最も」がテーマの本記事では取り上げませんでした。これについて別の記事は・・・これ以上、宿題を増やさないことにします(笑)


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力が(不要に)入る : ブランク後の練習で右手と左手の違いを考える


お久しぶりです。


海外→関東と直行で、
10日ぶりくらいに京都に帰ってきました。
ようやく楽器が弾ける環境に。

久しぶりに弾いてみたら、
これが全然弾けない。

左手はまだなんとか動くけど、
右手の感覚がおかしくて、
(というか、感覚がなくて)、
さっぱり弦をかめません。

おかげで力が入る入る。
2分も続けて弾いてたら手が疲れてしまって、
これはいかん、といったん休止。

脱力の重要さというのはよく聞きます。
きっとそうなのでしょうけれど、
これは、筋肉を全部緩めろ、と
いう意味ではないですよね。
右手の全ての筋肉を緩めてしまったら、
そもそも弓を持てませんから。

運弓に必要十分な「力」は使いつつ、
不必要な筋力を使わない。

これは結構、「感覚」だなぁ、と思います。

忘れてしまうと、
取り戻すのに一苦労。
時間をかけて掴んでいくしかないように、
思われます。

それに対して左手。

運指はほとんど理詰めで理解し、
また、今回、練習に間が空いてしまったあとも、
そのように考えて動かすことが出来ました。


次回のレッスンは3月。
(2月は一度も出来なかった・・・)
キソレンも、もっていく曲の練習も、
ちゃんとしなきゃ。






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携帯チェロ・グラスホッパーのご紹介

先の記事で紹介しました、
折りたたみ式チェロ「グラスホッパー」。
HPの説明を勝手に翻訳してご紹介いたします。


Graauw Instrumenten より



グラスホッパーは、静かな、折りたたみ式の、携帯チェロです。
折りたたむと、79cm×16cm×19cmにおさまります。

grasshopperpicture3.jpg


演奏するときには、数手順で簡単に組み立てることができます。

grasshopperpicture2.jpg


胸に当たる部分部分はついています。
また、親指ポジションに欠かせない左手の支えもあります。
スクロールは手作りです。

grasshopperpicture1.jpg


グラスホッパーは、旅行や休暇の間に練習したいと願うチェロ奏者のために開発されました。
飛行機に手荷物として持ちこむことが出来ます。
ホテルの部屋でも、周りの宿泊客に迷惑をかけることなく練習できます。

ピエゾ電子センサーとヘッドフォンアンプつき。
奏者は自分の演奏をヘッドフォンでモニターすることが出来ます。
外部アンプにつなげることも可能です。

grasshopperpicture4.jpg


価格は1650ユーロ(約20万円)。
専用バッグ、ヘッドフォン、9ボルトのバッテリーつき。

grasshopperpicture5_2.jpg



ご連絡はこちら。

Graauw Instrumenten
Meddosestraat 39
7101CT Winterswijk
The Netherlands
Tel/fax 0031 543 53 17 80
email: graauwinstrumenten@hetnet.nl




注文の仕方が書いてありませんので、
おそらく上のアドレスにメールを送るのでしょう。

しかしどんぴしゃだなぁ。欲しいなぁ。
価格がちょっと問題ですね・・・20万円。
それでも最近は円が強くなってきたのでまだマシでしょうか。
一番高かったころのレートなら、30万円近くになったはずです。

そうそう、音は同HPの、
「Movie solo」でバッハ、
「Movie with orchestra」でハイドン(だと思う)を、
それぞれ聞くことが出来ます。

ただこれはアンプを通した音。
いかにも電子、な音がします。

生の音がどんな音なのか、
どれくらいの音量なのか、
興味のあるところです。




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やっぱり餅は餅屋:ありました!ポータブル・チェロ !



前回の記事で、
「もっと気軽に持ち歩ける、
 旅行中でも練習のできる、
 チェロがあったらなぁ」
という思いから、

次のような条件をあげて、
「ポータブル・チェロの提案」
としました。

・組み立てたときの見た目はサイレントチェロみたい
・あちこちはずすことが出来る
・はずした部品は上手に組み合わさる
・小さな箱(アマゾンの箱を二つ重ねたくらい)にすっぽりおさまる。
・もちろん組み立てたらフルサイズ
・通常のチェロ弦が使える
・音は小さいけど、音程はちゃんととれる
・弦の共振もする
・それなりにきれいな音がする
・スクロールは通常の形をしている
・組み立てには金属ネジを使わない
・材質は木。金属はエンドピン以外使わない
・出来るだけ構造で強度を確保する
・重さは5キロ以内
・価格は10万円くらい



さて本日、ふと思い立ちまして。

チェロを始めてわずか一年の私が思いつく程度のことですから、
他にも同じようなことを考えている人が沢山いるのでは?
そうしたら一人くらいは実現しちゃってる人がいるのでは?
と考えて、検索してみました。

・・・ありましたよ・・・

日本語ページでは発見できませんでしたが、
オランダの方が製造・販売しておりました。


"Grasshopper"
grasshopperpicture3.jpg
Graauw Instrumenten (英語)
http://www.graauwinstrumenten.nl/grasshopperengels.htm


説明では、
「folding cello」
ずばり、
「折りたたみチェロ」です。
名前は、
「grasshopper」=バッタ。
確かに折りたたんだところはバッタぽいかも。

いやあ、すごいなぁ。
ほとんど私が考えたとおりのものです。

つまり、みなさん同じ悩みを抱えてらっしゃるというわけですね。

HPは英語ですが、
その説明が、あまりにも、
「わが意を得たり!」で嬉しかったので、
勝手に日本語訳して、次の記事にてご紹介しますね。



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bann2.gif

プロフィール

ククーロ

Author:ククーロ
18歳のときに「チェロを弾こう!」と決め、28歳でようやく始めました(2009年2月)。練習の記録と好きな音楽の紹介をしています。よろしくお願いします。京都在住です。


◆ お気に入りCD ◆

アクアトリニティ
水の薫り
aqua.jpg


サイトウ・チェロ・アンサンブル
クレンゲル「讃歌」
3202110926.jpg


ヨーヨー・マ
ソング・オブ・ジョイアンドピース <歓喜と平和の歌>
masong.jpg


トゥルルス・モルク
ショパン・チェロ曲集
mork.jpg


ミクローシュ・ペレーニ
ウィグモア・ホールライブ
perenil.jpg



◆ 愛用スピーカー  ◆
 Timedomain Light
light1.jpg
 



◆ 愛用の消音器 ◆
 マイ・ミュート
mute2.jpg



◆ 今弾いてる楽器  ◆
Cao工房 ゴフリラーモデル
IMG_0894_4.jpg

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