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室内楽の夕べ 堤剛・竹澤恭子・豊嶋泰嗣 

演奏会に行ってきました。

河合隼雄 presents 室内楽の夕べ

 フランセ 弦楽三重奏曲
 ベートーヴェン オブリガート眼鏡付きの二重奏曲
 ヘンデル&ハルボルセン パッサカリア
 モーツァルト 二重奏曲 K424
 ドナホーニ 弦楽三重奏のためのセレナード

チェロ 堤剛
ヴァイオリン 竹澤恭子
ビオラ 豊嶋泰嗣

京都コンサートホール「ムラタ」
2011年6月16日


チェロはわが国チェロ界の重鎮、堤先生。
かのシュタルケルの弟子で、
現在は当方学園大学の学長さんでもあります。


さて、演奏。


最初のフランセ、
私はフランス近代はまだちょっと苦手でして、
3楽章(アンダンテ)以外は、
「なんだかにぎやかだなぁ」
という程度の感想で(笑)

それよりここで分かったのは、
堤先生、動く動く!

これまで録音で聴いていた印象や、
CDジャケットの写真の演奏姿勢からは、
ガシっとまっすぐ座って、
木の根のように足を立て腰を据えて、
体幹は微動だにせずにガシガシ弾くのかなぁと、
勝手に想像していたのです(笑)

それが、チェロはぶんぶん振り回すは、
体も左右にものすごく傾けるわで、

「そんなに動いたら弾けません!」

てな感じ。

いえ、私もチェロ弾くので、
C線弾くときに楽器を左側に向けたり、
A線ではその逆をやったり、
ダウンボウで体を右に倒して、
重力と同じ方向で弓を動かしたり、
ということをしたくなるのは分かるのです。

でも、
あの世代の方であれだけブンブン振り回す人は、
なかなかいないのではないかと・・・

先生のシュタルケルさんは、
典型的な「ピタ」ですし。
(リンク先はYoutubeです。まったくチェロが動きません!)

あ、それでも、
指板を「ビシッ」とたたく音がときどき聞こえてくるのは、
なるほどあの世代の方だなぁと思いました。


2曲目、ベートーヴェン。
この曲、かわった名前ですよね。

「2つのオブリガード眼鏡」って!

曲名の由来には諸説あるようですが、
それはともかく、
珍しい「ヴィオラ+チェロ」の2重奏です。

今回の演奏会のプログラムは、

(1)三人そろう
(2)ヴィオラ+チェロ
(3)ヴァイオリン+チェロ
(4)ヴァイオリン+ヴィオラ
(5)三人そろう

という構成になっておりまして、
出演者三人と、
それから二人選ぶときの全ての組み合わせを、
聴けるようになっていました。

ですが、
弦楽器の二重奏というのはそれほど数がなく、
特に、

 ヴィオラ+チェロ、

というのは、
この曲以外に聞いたことがありません。

(いえ、私が無知なだけで、
 世の中にはあるだろうとは思いますし、
 編曲すればいくらでも出来ますが)

しかし作曲者があのベートーヴェン。

存在は以前から知っていたので、
いつか実演を聞いてみたいと思っていたのです。

感想。

明快。でも結構難しそう。

ベートーヴェンの曲ですが、
ものすごく複雑なつくりをしているということもなく、
また曲想がすごく深刻というわけでもなく、
軽く楽しめそうな曲でした。

しかし、というか、ゆえに、というか、
けっこう細かい音形も多く、
チェロでこれを軽やかに弾くには、
けっこうな技術がいるのでは、と。



つぎ、パッサカリア。

この曲も大好きな曲で、
いずれ弾きたいと思っています。
(そのときはヴァイオリニストさんを探すと思いますので、
 どうぞよろしくお願いします 笑)

Youtubeで再生リストをつくるほどすきなのですが、
実演で聞いたのは始めて。

竹澤さんの演奏は始めて聞いたのですが、
激しいタイプ。五嶋みどりさんと少し似ていますかね?

ヴァイオリニストはグリュミオーが好きなわたしとしては、
必ずしも好みではないのですが、
この曲の場合はぐいぐい攻める感じがぴったり着て、
また堤先生の豪快な演奏ともよく合って、
とても楽しめました。


休憩をはさんで、モーツァルト。

モーツァルトの曲には、
ヴィオラを重視したものが多いような気がします。
(その割りにチェロは・・・涙)

豊嶋さんの演奏を聞くのもはじめて。
よく聞くお名前ではあるのですが。

ヴィオラっていい音。
特にガンガン弾くヴァイオリンとチェロのあとだと、
なおさら(笑

当たり前なのかもしれませんが、
弓の配分がとても合理的で、
計算されつくされているように感じました。


最後はドナホーニの三重奏曲を全員で。

これはけっこう元気な曲。
(2楽章と4楽章以外は)

竹澤さんのヴァイオリンは、
これまでの曲であまり好みでないかも、
と思っていたのですが、
この曲の4楽章のテーマなどは、
とても美しく弾かれていて、
技術や音色そのものに問題があるというより、
その目指している音楽表現が、
私の好みとは違うようだ、と思いました。



弦楽器が各一人ずつになると、
弦楽四重奏とはうんと雰囲気が変わりますね。

今回は室内楽用の小さめのホールでしたが、
大ホールで聞いたときに、
お三方の音がどんなふうに響くのか、
ちょっと興味があります。

また聞いてみたい演奏家の方々でした。




bann2.gif
会場でちょっとした出会いがあったのですが、それはまた後日。
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No title

こんにちは。
豪華なメンバーで渋い選曲のコンサートですね。

フランセは好きな作曲家。
軽妙洒脱・粋でオシャレな音楽を書く人でね。
でも深刻さと重厚さに不足しているせいか人気がありません・・・。
弦楽三重奏曲はフランセの作風が端的にあらわれた吹けば飛ぶよな軽い曲。でも好き。

ベートーヴェンの曲は存在自体知りませんでした。これは不覚。

ハリセンボンじゃなかったハルヴォルセン編曲のパッサカリアは私も大好きです!
いつか弾けるようになりたいです・・・。

ドホナーニ若書きのトリオは肩の凝らない楽しい曲ですね。

■木曽のあばら屋様

私の場合、フランスの軽めの曲は、
曲とか作曲家とか演奏によって、
好き嫌いがけっこう激しいんです。
フランセのこの曲も、
他の奏者の演奏で聞いたらまた違う感想になりそうです。

ヴィオラには色々思い入れがありまして(笑

パッサカリアが弾けるようになるためには、
超えないといけない山が沢山ありそうですね。
がんばろう。



bann2.gif

プロフィール

ククーロ

Author:ククーロ
18歳のときに「チェロを弾こう!」と決め、28歳でようやく始めました(2009年2月)。練習の記録と好きな音楽の紹介をしています。よろしくお願いします。京都在住です。


◆ お気に入りCD ◆

アクアトリニティ
水の薫り
aqua.jpg


サイトウ・チェロ・アンサンブル
クレンゲル「讃歌」
3202110926.jpg


ヨーヨー・マ
ソング・オブ・ジョイアンドピース <歓喜と平和の歌>
masong.jpg


トゥルルス・モルク
ショパン・チェロ曲集
mork.jpg


ミクローシュ・ペレーニ
ウィグモア・ホールライブ
perenil.jpg



◆ 愛用スピーカー  ◆
 Timedomain Light
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◆ 愛用の消音器 ◆
 マイ・ミュート
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◆ 今弾いてる楽器  ◆
Cao工房 ゴフリラーモデル
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